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今後の金相場は上がる?下がる?



いきなり結論を出してしまうと、今後の金の相場がどうなるかは誰にもわかりません。


しかし過去40年間の金相場は、経済的・政治的要因に大きく影響を受けながら変動してきました。1980年代初頭、金価格はオイルショックの影響で急上昇し、1980年には1トロイオンスあたり約850ドルに達しました。その後、1980年代から1990年代にかけては比較的安定した価格帯を維持し、平均価格は約300~400ドルの範囲で推移しました。



2000年代に入ると、金価格は再び上昇傾向を示し、2008年のリーマンショックを契機に一時急落しましたがその後、急騰しました。この時期、投資家は安全資産として金を選び、価格は2008年後半から2009年にかけて急上昇し、2011年には過去最高値である1,896ドルを記録しました。



その後、2010年代には価格がやや下落し、平均価格は約1,200~1,300ドルで推移しましたが、2020年の新型コロナウイルスのパンデミックにより再び急上昇しました。2020年には金価格が2,067ドルに達し、歴史的な高値を更新しました。



2020年代に入ってからも金価格は高値を維持しており、2024年には1トロイオンスあたり約2,386ドルの平均価格が記録されています。このように、金価格はインフレ、地政学的リスク、金融市場の不安定性などの要因によって大きく変動してきました。長期的には、金は資産保全手段としての価値を持ち続けていると言えます。



ここ近年の上昇を見ると、以前のペースに比べてかなり急激に上昇していると言えます。そのため、調整局面も当然考えられますがトランプ大統領による関税の影響も他の株や投資信託の下げ率に比べると影響が低く、安定しているとも言えます。

おススメとしてあげられるのは今後、どれだけの期間、お持ちの金を運用するかによってだいぶ見え方が異なるのではと思います。

長くお持ちになられていて、もうそろそろいいかな?と思われた瞬間が売り時なのかもしれません。

 
 
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